レンタルサーバー

Webサイトを公開するためにはいくつ準備するものがあります。その一つがどこでサーバーを用意するかです。サーバーを借りるにはいくつかの方法があります。

最も簡単に用意できるのがレンタルサーバーです。レンタルサーバーは、OS・データベース・Webサーバー、メールサーバーをインストールした物理的なサーバーを、利用者で共有するものです。OSの種類やどのようなソフトウェアをインストールするかは基本的に選ぶことができません。vCPUの数、メモリの量、ストレージの容量などが予め決められているプランから選ぶことができます。
例えるならショッピングモールのに出店するようなものです。どこの電力会社を選ぶか、どの防犯会社と契約するかは決めることができません。どのような商品、サービスを提供するかだけを自分で決めることができます。

レンタルサーバー比較(2025年2月16日現在)

各社の一番安いプランで比較してみましょう。
シンレンタルサーバー
(ベーシックプラン)
X Server
(スタンダード)
さくらのレンタルサーバー
(ライト)
KAGOYA
(ライト)
ConoHa
(ベーシック)
月額費用(税込)539円693円121円1,485円1,452円
契約期間36ヶ月36ヶ月36ヶ月12ヶ月36ヶ月
初期費用(税込)0円0円0円0円0円
無料お試し期間10日間10日間14日間14日間なし
vCPU6コア6コア不明1コア6コア
メモリ8GB8GB不明4GB8GB
SSD容量700GB500GB100GB100GB300GB
無料独自ドメインありありなしありあり
SSL無料あり無料あり無料なし無料あり無料あり
データベースMaria DB10.5系MySQL5.7系
MariaDB10.5系
なしMySQL8.0系MySQL5.7系
WebサーバーNginxNginxnginx + Apache2.4系Nginx +
Apache 2.4系
Nginx +
Apache 2.4系
RAID構成RAID10RAID10RAID10トリプル+パリティRAIDRAID10
PHP8.0~8.3系、7.2~7.4系8.0~8.3系、7.0~7.4系、5.1〜5.6系8系、7系、5.2〜5.6系8.1〜8.3系、7.4系8.0〜8.4系、7.0〜7.4系
Perl5.16系、5.26系5.16系、5.26系5.14系不明不明
Ruby2.5系2.5系2.5系不明不明
Python2.7系、3.6系2.7系、3.4系、3.6系3.8系不明不明
プランの変更上位・下位共に可能上位・下位共に可能上位プランのみ上位・下位共に可能上位・下位共に可能
WAFあり(無料)あり(無料)あり(無料)あり(有料)あり(無料)
アダルト運営不可不可不可不可
特徴世界最速クラスのWordPress実行環境のKUSABAGIを使用している。
Xサーバー株式会社のグループ会社であるシンクラウド株式会社が運営しているので、Xサーバーと似たような技術を使用しているが、よりコスパ重視。
国内シェアNo.1世界最速クラスのWordPress実行環境のKUSABAGIを使用している。
共有サーバーにも関わらず、CPUやメモリなどのリソースを保証している。

法人用のXServer Businessもある。
このプランは静的なサイト専用で、Word PressやEC-CUBEは使えない。
メールサービスは利用可能。
共用サーバーではなく、仮想専用サーバーなので、より高いセキュリティとパフォーマンスが手に入る。サーバーの処理速度No.1
独自のSEO対策機能のAIブログ生成ツール「Blog Creator」や「WEXAL」を提供している

各社様々なプランやスペックで、どれを選べば良いか迷いますよね。

静的なWebサイト

静的なWebサイトならさくらのレンタルサーバー。HTML、CSS、javascripのみで作られた静的なWebサイトを運用するなら、最も安いさくらのレンタルサーバー(ライトブラン)で十分です。メールサービスは使うことができるので、Webサイトにフォームを作らず、直接メールアドレスを記載して、ユーザー自身のメーラーから送信してもらう必要があります。

とにかく速いサーバー

表示速度が速いサーバーが良い人はConoHa。独自ドメインとセットになったWINGパックがおすすめです。AIを使ったブログ記事の作成をサポートしてくれる「Blog Creator」を利用することが可能です。見出しや記事構成をAIが考えてくれます。

稼働が安定しているサーバー

国内シェアNo.1。サーバー稼働率99.99%以上で安定性を求めるならXSever!!個人利用から官公庁や大企業の法人の方も利用している大手レンタルサーバー会社です。

速度とコスパの両立サーバー

高いサーバースペックが良いけど、安さも求めるならシンレンタルサーバー。XServerのグループ会社であるシンクラウド株式会社が運用しているため、XServerと同様の機能を使えて、さらにコスパも良い。SSD容量も700GBと大容量。このブログサイトもこのシンレンタルサーバーを利用しています。

仮想専用サーバーとセキュリティを求めるなら

一般的なレンタルサーバーは共用サーバーで、複数の利用者が同じサーバーでサイトを運用するので、他の人のWebサイトへのアクセスが多いと、自分のWebサイトも表示が遅くなってしまいます。KAGOYAのレンタルサーバーはVPSのように仮想化技術で物理サーバーの上に、独立した専用サーバーが構築されているので、他の利用者の影響を受けにくくなります。

どのようなWebサイトを運用するか、何を重視するかを考えてレンタルサーバー会社を選びましょう。