先日はAWSの認定試験を受験・合格したため、次はGoogle Cloudの認定試験を受験しましたので、その体験レポートを書きたいと思います。2月27日にGoogle Cloud Certification – Associate Cloud Engineerをオンラインで受験しました。
Google Cloudの認定資格とは
Google Cloud認定資格とはGoogle Cloud テクノロジーを使用した各職務に必要な知識、スキル、能力を持っていると評価される資格です。全部で3つのレベル11種類の資格(2025年2月現在)があり、多くのGoogleパートナー企業に所属する人や個人が取得しています。
基礎レベル(Cloud Digital Leader)
技術的な前提条件はなく、初学者がまずは挑戦する資格で、Google Cloud のプロダクトや各サービスの内容を知っているかを問われます。実務経験は必要なく、知識を問われます。
Associateレベル
Associateレベルでは3種類あります。
- Associate Cloud Engineer
- Associate Google Workspace Administrator(2025年1月に正式)
- Associate Data Practitioner(2025年1月に正式)
今までは、Associate Cloud Engineerしかありませんでしたが、この1月から正式なものとして設定された資格で、まだ英語でしか受験するすることができません。(日本人にとっては辛い😓)
基礎レベルとは違い、実務経験が6ヶ月ほどのある人が条件となっている資格です。私の場合はAWSの実務経験があるのですが、Google Cloudの実務経験はありませんでしたが、AWSとの違いを意識しながら勉強して受験しました。
Professionalレベル
プロフェッショナルレベルは全部で9種類あります。
- Professional Cloud Architect
- Professional Cloud Database Engineer
- Professional Cloud Developer
- Professional Data Engineer
- Professional Cloud DevOps Engineer
- Professional Cloud Security Engineer
- Professional Cloud Network Engineer
- Professional Machine Learning Engineer
いずれも、高度でより専門的な知識が問われる資格です。
受験するには
AWSの時は福井県にもテストセンターがあり、会場で試験を受けてきたのですが、Google Cloudの場合は福井県で受験することができず、一番近いところで富山県だったので、オンラインで受験しました。
アカウントの登録
まずは、CertMetrics アカウントを登録するためにサイトにアクセスして、「NEW CANDIDATE REDISTER」をクリックします。

画面の指示に従って個人情報を入力していきます。ここで注意が必要です。First NameとLast Nameは漢字で入力してください。試験当日は、問題が表示される前に本人確認がされるのですが、政府発行の身分証明書が必要です。(詳細はコチラ)
私はパスポートの有効期限が切れていたので、運転免許証にしようと思っていたのですが、入力欄の英語に騙されてローマ字で登録してしまいました。(名前以外のAddress、City、Stateは日本語入力では登録できません。💦)

それに気づいたのが、試験を受ける3週間ほど前だったので、公式のサポートに問い合わせて変更したい旨を伝えました。これが、また英語でしか受け付けてくれないので、翻訳機能を使いながら英語の文章で問い合わせました。
試験日の予約
無事、登録した氏名が漢字になったので、次は試験する日を予約します。サイドメニューから「WEBASSESSOR」にアクセスをクリックして、右側画面でボタンをクリックします。

そして、WEBASSESSORにリダイレクトしたら、「Google Cloud認定試験-日本語」の+をクリックして、

受験したい資格を選択したら、遠隔プロクターの隣の「今すぐ購入」ボタンをクリックします

希望する日時を選択して、「スケジュール」をクリックします

契約条件に同意して、「進む」をクリックします

内容を確認してして、間違いがなければ「支払いに進む」をクリックします

ここで、一度他の資格で合格すると次回以降の受験費用が安くなる特典としてもらえるバウチャーコードを持っているなら、クーポンコードに入力して、「応募する」をクリックします。
クレジットカード番号を入力し、「注文を送信する」をクリックします。

これで申し込みが完了です。
受験前日までに
受験前日までに準備しておくこととしては、セキュリティブラウザをインストールする必要があります。先ほどのWEBASSESSORにてメニューの「アセスメント」をクリックして、その下の「NEWセキュアブラウザをインストールする」をクリックします。zipファイルがダウンロードされるので、解凍してソフトをインストールします。
その後、生体認証を登録するためにカメラを使って顔写真を撮りました。

受験前日
さて、いよいよ受験を明日に控えたところで、試験場所の整備を行いました。私は自宅に書斎があるので、そこを試験部屋にしました。公式ページには以下のような条件が記載されています。
- 受験に適した静かで明るい部屋
- 試験エリア内に他の人が入らないようにする
- パソコン以外のすべてのアイテムをデスクまたはワークスペースから取り除く
そこで、書斎の棚には本やら書類がいっぱい置いてあったので、シーツで隠しました。



受験当日
私は、午前中10時から予約していたので、9時45分からスタンバイ。ブラウザを開いてWEBASSESSORにアクセス。予定されている試験のところに、試験の日付等が表示されており、実行のところにボタンがあるので、それをクリック。

すると、セキュアブラウザが開くので、先ほどまで開いていたブラウザを閉じて、指示に従ってインターネット回線のチェック、マイク・カメラのチェックと進んでいきました。
ところが、チャットでのやり取りになり、英語で何やら書いてあります。

試験官?
xxxxxx xxxxx xxxxx reboot pc. xxxx xxxxx xxxx.
セキュアブラウザなので、他のページを開けず翻訳もできない。💦 もう10時過ぎてるし、どうしよう。とりあえず、再起動すればいいのか…?読み取れた単語がそれぐらいしかわからなかったので、PCを再起動しました。
そして、再度同じ手順でカメラのチェックまで戻ってきたところ、またチャットに戻ってきました。今度は上手くいったみたいで、次は日本語になってました。(よかった😄)ただし、ちょっと変な日本語で、機械翻訳されたような日本語でした。
次は、スマホのQRコードが表示されて、スマホでスキャンします。そして、スマホでパソコンを含めて、パソコンの左右を撮影、部屋の後ろも撮影して行きました。
次に本人確認の証明書をチェックするとのこと。運転免許証を撮影。
しかしここで、チャットに何やら指示が書いてあります。

試験官?
もう少し、カメラに近づけて下さい。私は名前を確認する必要があります。
免許証をPCのカメラに近づける。

試験官?
もっと、カメラに近づけて下さい。私は名前を確認する必要があります。
名前だけが映るぐらいまで近づけました。

試験官?
確認できました。ありがとう。
ほっと一息つきました。

試験官?
部屋を確認する必要があります。部屋の四方をカメラで写して下さい。各3秒ずつ写してください。
とみたいなことを言われたので、ノートPCを持ってゆっくりぐるっと四方を写しました。この時、これでいいのかなとチャットの指示を見たかったので、PCの画面を横から覗き込みながらやっていると、

試験官?
パソコンの後ろに立つ必要があります。
と言われ、パソコンの画面を壁に向けて、両手でPCを抱え、自分の胸の前まで持ってきて写しました。どうやら、これでよかったみたいです。

ありがとう。最後に試験中は部屋に出ることができないので、トイレに行かなくていいですか?
と聞かれたので、大丈夫ですと答えて試験が開始しました。
試験中のトラブル
試験問題は特に難しいと感じたものもいくつかはあったのですが、AWSの時よりは簡単な問題が多かった気がします。ところが、最後の3問ぐらいでトラブルが発生! 画面に何やら注意文が…。
ネットワークの接続が切れたみたいで、このまま3分ぐらい待っても復旧しない場合は再起動してくれとのメッセージが。再起動しても今まで回答したものは消えないし、時間も止まるから安心して下さいと書いてあったので、しばらく様子を見ることにしました。
無事、復旧して再起動することなく最後まで問題に答えることができました。時間的には30分間ほど余っていました。
結果
次の日、メールが届いていたので確認したら、無事合格の通知が来ていました。

色々と、トラブルだったり手間取ったりしましたが、自分はテストセンターが近くにあるなら、テストセンターで受けたいなと思いました。