続いて紹介するのが、条件分岐です。例えば、国語と算数のテストの合計点数によってクラス分けをしたいとします。
合計200点満点で、150点以上ならAクラス、150点未満ならBクラスに分けたい場合を考えてみましょう。

国語算数合計クラス
山田6070130
佐藤7082152
高橋6866134

山田さんの国語の点数を変数kokugo、算数の点数を変数sansuに代入して合計を変数sumに代入してみましょう。

const kokugo=60;
const sansu=70;
const sum=kokugo+sansu;
console.log(sum); 

計算結果の130が表示されるかと思います。
では、このsumの値が150以上ならA、150未満ならBと表示したいですね。
この時に使うのが、条件分岐です。javascriptではif文を使います。

if(条件文){
  条件文を満たす場合の処理
}else{
  条件を満たさない場合の処理
}

これを使って、下記のように表します。

if(sum>=150){
  console.log("A");
}else{
  console.log("B");
}

算数では以上を≧と表しますが、プログラミングでは>=と表します。これを比較演算子と呼びます。
左辺と右辺を比較し、条件を満たす(真(true)となる)場合は、次の処理を行い、条件を満たさない(偽(false)となる)場合は、elseの後に続く処理を行います。

sumの値は130で、150以上ではないので、elseの後のconsole.log(“B”)が実行されるわけです。

ここで注意してほしいのが、console.log(B)ではなく、console.log(“B”)です。
“(ダブルクォーテーション)または’(シングルクォーテーション)で囲むと変数ではなく、Bという文字そのものを表します。
“または’で囲まないと変数と認識されてしまいます。

B is not definedというエラーが表示されます。これは、Bという変数が宣言されていないというエラーです。