子どもにプログラミングを習わせるには？

プログラミングというと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか？
パソコンで難しい英語を使ってタイピングをする？ロボットを動かす？
プログラミングをしたことがない人は様々なイメージを持つことでしょう？

プログラミングとは一言で言うと、「コンピューターに指示を出し、計算をさせること」と言えます。身近なものでは、電卓やデジタル時計もプログラミングの技術が使われています。皆さんが持っているスマホや最近流行りのAIもプログラミングによって作られたものです。
そんなプログラミングによって世の中の便利なものが増えたのですが、現在の日本では少子高齢化に伴い、プログラマとして働く人材の不足が騒がれており、これからもその需要が見込まれています。そのために、小さいうちにプログラミングを習わせたいと思う親御さんも多いのではないでしょうか？

実はプログラミングには向いている人と向いていない人がはっきりと分かれています。あなたのお子さんがプログラミングに向いているか、向いていないか診断してみてはいかがでしょうか？

プログラミングを学ぶために適した素質3選

面倒くさがり屋

意外だと思う方も多いのではないかと思うのですが、面倒くさがり屋さんの方がプログラミングに向いています。プログラムの特徴の1つとして、計算が早く正確にできること、同じことを繰り返しできることです。
例えば、決まった文章を作成して複数名の顧客にメールを送信する、条件を入力して金額を計算して見積を出す、など同じ作業の繰り返しや大量の作業は人の手でやるとミスを犯したり、効率が落ちていきます。

社会人になったら、どれだけ頑張ったかではなく、どれだけ成果を残したかで評価されます。同じ結果であれば生産性が高い方が評価されます。プログラミングを使えば他の人よりも短時間で資料を作ったり、作業を終わらせることができるでしょう。

人と話すことが好き

プログラミングをしている人は根暗でコミュ障の人がなるんでしょう？と思っている人が多いのではないでしょうか？しかし、プログラミングはあくまでも手段で、プログラミングを使って何を実現したいのか、何を作りたいのかが重要です。会社で上司が求めるもの、顧客が求めるものを的確に捉えるために、ヒアリングすることが必要です。そのためには話をすることが好きな人の方がより、詳しく相手が求めるものを具現化することができるでしょう。自分が苦労して作ったシステムが使われないことこそ虚しいものはありません。

コツコツとすることが得意

プログラミングは必ず、失敗します。ここで言う失敗というのは自分が思った通りにならないと言うことです。例えば、生年月日を入力したら年齢を表示すると言うプログラムがあったとします。一発で完璧なプログラムを書くことができる人は少ないと思います。生年月日を入力してくださいと言われたら、皆さんはどのように入力しますか？

2012年5月6日
2012/5/6
平成24年5月6日
05-06-2012

このように様々な入力の仕方があります。人は自然とこのような入力をしてくれるだろうという思い込みをしてしまいます。システムを作るプログラマも自分が想定した形式でデータが入力されるだろうと思い込み、プログラミングをするため、想定した形式でない場合は、プログラムは正しく動いてくれません。
そのため、何度もプログラムを書き直したり、想定した形式で入力してもらえるように異なる形式で入力されたらエラーメッセージを表示したりします。時には何回も何回も修正する場合があるので、コツコツと諦めずに物事を進めることが得意な子の方がプログラミングに向いています。

まとめ

何事もそうだと思いますが、無理に子どもに習い事をさせても楽しくなく、長続きしません。親御さんがプログラミングを習わせたいと思っても、まずはお子さんが興味を持ってやることが大切です。
まずは、自分のお子さんが興味を持ってプログラミングをすることができるかどうか、お子さんの性格から考えてみるのはいかがでしょうか？