転職するなら4月から?
前回の記事で専門実践教育訓練給付金の認定を受けている侍エンジニアを紹介しましたが、給付金がもらえるといっても、一時的にはまとまったお金が必要で、躊躇している方に朗報です。
2025年4月から失業保険の給付開始条件が緩和されます。今までは自己都合退職の場合、失業給付の受給開始まで2か月(5年間のうち3回以上退職の場合は3か月)待たなければなりませんでしたが、この期間が短縮されることになりました。離職日前1年以内に厚生労働省が定める教育訓練を受講していた場合、または離職後に受講する場合は、待機期間7日間を経ればすぐに失業給付を受けられるようになります。
今まで、転職先が決まっておらず退職を躊躇していた方は、失業給付がすぐに受けられるので、今すぐ退職しなければならないやむをえない事情がなければ4月まで待ってみても良いのではないでしょうか?
失業給付金をすぐに受けるには

失業給付金をすぐに受けるには、厚生労働省が定める教育訓練を受ける必要があると述べました。
前回の記事で紹介した侍エンジニアも厚生労働省が認める教育訓練講座の一つです。また、それとは別に侍エンジニアでは一定期間内に課題を全て合格すれば、教育訓練給金を受給することができます。
最初の課題はカリキュラムの中で学んだ単元ごとの簡単な課題をクリアするだけなのですが、最後に要件定義〜デプロイまで一つのWEBアプリを作成するというものがあります。今まで学んで来たことの総まとめです。
今までしっかりと学んでいれば、難易度的には難しくないのですが、時間がかかると思います。私が担当した受講生は、平日の日中は普通にお仕事をして、帰宅後2時間ぐらいの学習と土日も6時間ぐらいかけて学んでいました。この方は現在の職場で静的なWebサイトを保守する業務を行なっていたので、Webサイトの基本的なスキルは持っていました。
プログラミングに興味はあるんだけども、全く経験がない方は正直言って、普段のお仕事をしながらプログラミングスキルを身につけるには、かなりの根気と努力が必要だと思います。国が決めた制度を利用して、失業給付金と教育訓練給付金をもらいつつ、新しい職場でプログラマとしてキャリアアップを目指してみるのはいかがでしょうか。