どのプログラミング言語にもあるものの一つ目は、「変数」です。変数とは入れ物のことで、一時的にデータを入れ物に入れて保存しておきます。例えば、計算をするプログラムを作っているとします。
1+1*2=3
普通の算数だと左辺に式を書き、右辺に答えを書きます。また、先に1*2を行い、後から1を足すという計算方法です。
これをjavascriptというプログラミング言語で表すと
const a=1*2;
const b=a+1;
console.log(b);
となります。これを確かめるには、Chromeを開いて、F12キーを押下して、デベロッパーツールを開いて下さい。そして、コンソールタブをクリックして、上のコードを貼り付けて下さい。(下記のような警告が出た場合は、「貼り付けを許可」と入力してEnterキーを押下して下さい)

すると、3と表示されるかと思います。
この「a」や「b」と書いた文字が変数です。
console.log(変数)で変数の中身を表示することができます。
const は「宣言」を表す予約語と呼ばれるもので、次の単語が変数であることを表します。
左辺の「a」という変数に右辺の1×2(*は掛け算を表す)の計算結果を代入(=で表す)します。
「;」で文末を表します。
変数を表す宣言には下記のものがあります。
- const:一度値を代入して、再び別の値を代入できない変数を宣言します。
- let:一度値を代入しても、別の値を代入できる変数を宣言します。
- var:再代入ができる変数を宣言します。(再び、宣言することもできます。)
基本的にはconstを使って、宣言しましょう。
今回はjavascriptの場合の、変数を宣言する書き方を紹介しましたが、この文法はプログラミング言語によって異なります。PHPなら$という記号だけで表します。Pythonの場合は特に、記号や予約語は必要ありません。
しかし、どのプログラミング言語でも変数を使って、一時的に計算結果や文字列を保存しておくのに利用します。